
はじめましてっ! 今日から、このコーナーを作っていきます、
10代真っ盛り!?(笑) トリビック新人の 事務職ことね です♪
これからどうぞ、よろしくお願いいたします!!
このコーナーの内容ですが・・・
おそらく皆様の娘さん世代である私が、忙しいお父さんたちに代わって漫画を読み漁り、
10代目線の"書評"をお届けしていく、というものです!!
何故、"漫画の書評"か、といいますと・・・
私からも皆様の人生に、少しでも「愉しい♪嬉しい♪」をお届けできないかなって
考えた時、一番どなたにでも気軽に興味を持っていただけそうな
"漫画"が思い浮かんだからです!
小説だと、チョット読むのきついし。ゲームは、あんまり目に良くないし・・・。
私もそんなに漫画を読んできたわけではありませんが、感性なら、まかせてくださいっ!
本屋さんで漫画を選ぶ時の参考に、お仕事で疲れて選ぶのが面倒な時に、お役に立てると思います!
隔週火曜日更新予定なので、お気軽にお読みいただけたら嬉しいです♪
10代真っ盛り!?(笑) トリビック新人の 事務職ことね です♪
これからどうぞ、よろしくお願いいたします!!
このコーナーの内容ですが・・・
おそらく皆様の娘さん世代である私が、忙しいお父さんたちに代わって漫画を読み漁り、
10代目線の"書評"をお届けしていく、というものです!!
何故、"漫画の書評"か、といいますと・・・
私からも皆様の人生に、少しでも「愉しい♪嬉しい♪」をお届けできないかなって
考えた時、一番どなたにでも気軽に興味を持っていただけそうな
"漫画"が思い浮かんだからです!
小説だと、チョット読むのきついし。ゲームは、あんまり目に良くないし・・・。
私もそんなに漫画を読んできたわけではありませんが、感性なら、まかせてくださいっ!
本屋さんで漫画を選ぶ時の参考に、お仕事で疲れて選ぶのが面倒な時に、お役に立てると思います!
隔週火曜日更新予定なので、お気軽にお読みいただけたら嬉しいです♪



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引きこもりニートの主人公と、援交(売春)女子高生との出会いから始まるストーリー。 原作の小説の話は"頭脳明晰だが貧困な主人公が、自らを≪神に選ばれし天才≫だと信じ、 悪辣な高利貸の老婆を殺害し金を奪って、有意義な使い方をしようと企てる。 しかし偶然、自らの妹までも殺害することとなり、罪の意識から良心の呵責に遭い 葛藤の末、最終的に自白を決意する"というもの。・・・らしいです。 漫画化された話は、原作のストーリーを軸に、現代の日本が舞台となった 新しい作品になっている為、意外と気軽に読むことができました♪ |

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皆さま、「罪と罰」って題名、なんとなぁーくでも、聞いたことがありませんか? あっ、読んだことのある方って、結構いらっしゃいます・・・? 原作者であるドストエフスキー(ロシアの文豪!) の知名度は、かなり高いようです! (代表作は『カラマーゾフの兄弟』、『未成年』など。) 私は・・・ドストエフスキーという名前も、他のタイトルも、「なんか聞いたことあるな〜」という程度でしたが!笑 とにかく、古い文学書という敷居の高そうな本、私なんか手に取ることもないだろう、と思っていました・・・。 でも先日、本屋さんで出会ってしまったのです!『罪と罰』の、漫画版なるものに!! 背表紙はちょっと怖そうなのですが、表紙を見ると「なんだか読めそう!」と思えて。 (単純に、自分好みの絵風だったので・・・) でも、やっぱり「難しそう。。」という先入観は簡単に拭えない! ということで絵のクオリティを頼りに読み始めてみると・・・ 現在8巻までしか出ていないのですが、なんとっ!3日弱で読破しちゃいましたーっ!! (1冊に1時間弱かけてしまう私としては、感動的な早さです!笑) ![]() 単に おもしろい とかいう言葉では表せない、不思議な充実感が味わえた気がします! 人生経験の浅い私には、今すぐに理解できないところがかなりあったのですが・・・ なんというか、深いのです!わからないけど深いのです!! これから自分が生きていく中で、 「あ!今、この状況って、ミロク(主人公)が言ってたアレなのかも!」 「もしかしてこのシュチュエーションは、あのシーンと同じかも!?」 とか思える時が来るだろうと直感するような、深さがあります。 話の題材・内容は難しいものだらけのはずなのに、なんとなく理解できたり、 自分と置き換えることができたりした気がするのです。何か、すっごーーく勉強になっていそう! どういうことか、私なりに、表現してみると・・・ 自分は神に認められた特別な人間だと思い込んで、大罪を犯したり 誰かを愛し、すがりつくことでしか生きられなかったり 殺人犯に憧れを持ったり・・・と、非凡な話のようだけど "人間の感情の動き"を、感じ取りやすく大げさに描写してあるだけなのかも、と感じました。 だから、なんだろうなぁ、頭(心?)に スーッ と入ってくる(理解できる)のです。 「自分なら、どうするだろ?」とか、「これって、あの時の私と同じ心境なのかも?」 とか考えながら読んでいた私は、きっとこの漫画の充実感を最大限に味わうことができたと思いますっ♪ ![]() そうして読んでいると、頭に残るというか、心に留まるような言葉がいくつもでてくるのです。 「あ、これどこかで聞いたことある!」っていう一言から、 「何か引っかかる・・・どういう意味?」っていうセリフまで、盛りだくさん! それでは、ここから私の印象に残った言葉を5つほど紹介させていただきます! 1.「崇高な目標の達成が 流された血をあがなうだろう。」(主人公が大きく心を動かされたセリフ!) じゃあ、崇高な目的があれば、人を殺めても良いの・・・? 寄付するためなら、銀行強盗も許されちゃう? 2.「困難を前にして逃げ出せば、後には後悔しか残らない。」 いい言葉の鉄板!?私の座右の銘にしようかな♪ 3.「この世の不幸をひとりで背負い込んだような顔して、自分を憐れむのがそんなに楽しいか?」 (主人公がクラスメイトに罵倒されるシーンで使われた言葉。) 前後の長―い台詞も、「ウンッ、ウンッ!」と肯けてしまう言葉なので、私のオススメ1シーンであります!! あと、私が特に惹かれた言葉がコレ。 4.「屈辱は、甘く 優しく 僕を満たした。」 です! いつかその意味を理解できる日がくるのかな・・・と思いつつ、なんだか惹かれてしまいました。 屈辱なのに、優しいんだ!?甘いの?なんで!? と、これだけ見ても私は全っ然、理解できないのですが・・・ 話を読んできたらなんとなく、そのまま心が理解したような感覚になりました。 ちなみに、キスシーン(?)です!見たいですか?えへ。 《憐れみ》とか《愛》とか、一体何なのだろう・・・なんて、ぼんやりと考えながら読み終えましたが! これはかなり独特な感情なのではなかろうかと思いますっ!! この後のシーンで、足の甲に口付けするところは、かなり印象的でした・・・。 そして そしてっ!私が一番印象に残っているセリフ! 5.「お前の思想には行動が足りん。外に出て世界を見てみろよ。」 これは・・・。相当ズシリな台詞だとおもいませんか!! 仕事で毎日出掛けているよ!と言っちゃいそうですが(*_*; 例えば、《嫉妬》という思想(?) ・感情を例に考えてみます。 「嫉妬って、やきもちだよね? せっかく公園に来たのに、 足を怪我しているせいで滑り台ができない!という私をよそ目に、 バンバン滑っている子がいたら妬けちゃう、あれでしょ!」 と、小さい頃の私に聞いたとしたら、こう答えるような気がします。 そーんな私が成長し・・・ ある男性に想いを寄せはじめます。 必死のアプローチの末、男性も振り向いてくれようとした、矢先・・・ その男性に、フィアンセができます。つい数日前に、 お見合いをさせられたらしい。 目の前で絡む2人から必死に視線を逸らすも、私に向かって 「この人は私のよ、寄らないで。」という目で、「クスッ」と微笑む彼女。 そのとき、私の中の何かが静かに爆発しました・・・。 「(ゴゴゴゴゴ…)この女さえいなければ・・・! いっそ・・・殺ってしまおうか・・・? (ドカーン!)」 ![]() ――と、ここまできて、やっと本当の《嫉妬》を知る、っていうわけですかねぇ。。 (完全に昼ドラ知識です!) ![]() 自分の思想を持っていて、それを他人に伝えることができるのは素晴らしいけど、 それが行動を伴っていない、机上の空論だったら? リアルの世界は、もっとエグく、世知辛く、切なく、楽しい。らしい・・・。 (主人公の書いた小説は、人間の真似をする宇宙人が書いた文章のようだと罵られています。) でも、最終的に、この話の本題である《ツミ》と《バツ》ってなんなの!? まだ物語は完結していないので、作者(落合尚之)さんが どんな答えで締められるのかわからないのですが。それを考えたくなってくるのです! 「罰が怖いから罪を犯さないのか」 「罪を罰することは罪にならないのか」 「自分を守るために他人へ注ぐ愛は、罪なのか」 「《資格》を持つ人間の罪ならば、許されるのか(そんな人間は存在するのか)」 良心に問う。 しかし答えは、有るのでしょうか・・・。 この漫画を読んでいくと、世間から見たら罪であるはずの行動なのに、 様々な思いや努力、願望が詰まっていると知ると、すこし共感してしまう自分に困ったりします(・・;) でも・・・そもそも《罪》の定義って、《逮捕されること》? 私だったら・・・ たとえ捕まらないという保障があったとしても、自分本位の罪は犯したくないですっ! だけどその罪が、間違いなく自分の中の正義だったら・・・ 罰が下るとしても、罪を優先してしまう場合があるのではなかろうか!?と、 少し怖くなります・・・。 冷蔵庫の中に、姉が自分用に買ってきていたプリンがあります。 消費期限は、一昨日。姉の帰宅は、明後日。 そんな状況だったら私、プリンさんのために、 今日、食べてあげちゃいますから!! 窃盗罪・・・罰は、姉のゲンコツ・・・。 ![]() つまり、むずかしーいこと、読んでいるうちに自然と考えられちゃうのです! この世界観は、すごいですよ!! また、以前こんなことがあったような・・・。 3時間ぐらいかけて、やっとラスボス戦(ゲームのラストにある、強い敵との戦い)にたどり着きました。 激戦に備えるべく、一旦ゲーム画面をポーズ(一時停止)にしてお手洗いに行きます。 「ふぅ〜すっきり♪ よし、いくぞーっ!!」 っと、鼻息も荒く画面の前に座り、ポーズを解除しようとボタンをピッ! あ、あれ?画面がつかない・・・? そこへ聞こえる弟の叫び声。 「姉ちゃ〜ん!!エアコンとオーブン同時につけたらブレーカー落ちた〜!上げといて〜!!」 おまえのシワザかい・・・ もー!!殴り倒すぞーっっ!!殴って殴って、オーブンに放り込んでやるからー!! 私の3時間をかえせーっ!!! 弟の罪はデータを消したこと、私は罰(腹いせ?) として傷害罪を犯す。 もちろん、間違ってもそんなこと妄想の中でしかしませんけどね! ・・・でも弟ってたまに殴りたくなるものですよね♪(もちろん愛を込めて、です!笑) ![]() さて! 現在出版されている8巻まで読んだ感想ですが、臨場感・重さ・深さ・人間味 MAXです。 暗い話なのに、どんどん入り込んで読みたくなってしまいます・・・。 主人公は現在、逃亡か自白かの選択に迫られ、葛藤、良心の呵責の中で文句タレているような状態なので、 これからどう展開するのか!?早く知りたくてたまりませんっ!! もうすぐ読書の秋ですし! 皆様もよろしければ、ミテミテ!! |
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それでは以上、初書評でしたが最後までお読みいただき、 ありがとうございましたー!! |
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